ダイニングチェアーの選び方>テーブルの高さと座面高:生活創造家具

ダイニングチェアーの選び方

ダイニングチェアーとテーブルの高さ関係

ダイニングチェアーを手持ちのダイニングテーブルに合わせて選ぶ場合は、座面とテーブルの甲板上面との距離が25~30cmの範囲に納まるような座面高寸法のダイニングチェアーが適切でしょう。

例えば、テーブルの高さが70cmの場合、選ぶべきダイニングチェアーの座面高寸法は40~45cmとなります。

ダイニングチェアーの座面高と身長の関係

身長の高い人と低い人、各々の最適なダイニングチェアーの座面高寸法はいくつでしょうか。
安心して座るためには、両足裏全体が床に着地して、なおかつ両膝がほぼ直角にになることが必要です。

そのためにはあなた自身の膝下寸法とダイニングチェアーの座面高が大体一致しているものを選ぶのがよいでしょう。

膝下寸法はあなたの身長×0.258で求めます。例えば身長が165cmの人は165cm×0.258=42.5cmとなります。

したがって、座面高寸法が42cm前後のダイニングチェアーを選ぶとよいでしょう。

尚、先述の比率0.258は日本人の体形などを基にして筆者が独自に算出した数字です。

前述の基準は参考です。個々人の好みや環境に応じて多少融通をもってお考えください。

ダイニングチェアの数とテーブル脚間寸法の関係

ダイニングチェアーを幾脚並べるか。選んだダイニングチェアーで予定の脚数がテーブル下に収まるかどうかチェックしましょう。

その際、重要な寸法はテーブルの全幅寸法ではなくてテーブルの脚と脚の内法寸です。

予定数のダイニングチェアーを互いに適当な隙間を保って並べた場合、テーブルの脚間に納まるかどうかの確認をしましょう。

椅子に座って食事をする際、隣同士の肩や腕が触れ合わない程度の隙間が必要です。

ご自身や家族の肩幅などを考慮にいれながら隙寸法を決めて、予定数のダイニングチェアーを並べた場合の全寸法を計算のうえ検討しましょう。

肘掛付きダイニングチェアーの場合の注意点

肘掛け付きダイニングチェアーの肘掛はくつろぎやすく、立ち座りのときの身体の支えとしても便利に使えるものです。スペースに余裕があれば1脚でも取り入れたいものです。

その際、テーブルとの関係で注意すべきことは肘掛の高さ寸法がテーブル下面の高さに収まる寸法かどうか確認が必要です。特に幕板付きテーブルでは幕板下面から床までの高さ寸法が重要です。

もし肘掛の高さ寸法がテーブル下面高さ寸法や幕板下面高さ寸法を超えると、ダイニングチェアーをテーブル下に仕舞うことができません。

もちろん、そのことをを構わない、気にしない場合はこの限りではありません。それも個人や家族の生活や部屋のスペースに合わせて検討すればば良いでしょう。

テーブル下で足を組む人

テーブル下で足を組む人はダイニングチェアーの座面高とテーブル下面高さ寸法もしくは幕板下面高さ寸法に注意して、自身が足を組んだ時の必要寸法を考慮して、選びましょう。足組み時の最上部の高さ、プラス、多少余裕が持てる空き寸法を考慮に入れると良いでしょう。

ダイニングチェアーの張地色と素材

ダイニングチェアーの張地カラーや素材によって全体の雰囲気が変わります。自身と家族の嗜好や部屋全体のインテリヤとの取り合いも考え合わせて選ぶことは楽しいものです。座面の素材には無垢板仕様やポリエステル布、合成皮革、カバーリング仕様などがあります。それらも考慮して選ぶことも大切です。

回転式ダイニングチェア

食事中あるいは作業中に度々チェアを後に引いて立ち上がる必要が有る場合があります。そんな時便利な回転チェア。くるっと向きを変えることができるので、チェアの背後スペースを奪うことなく立ち座りできます。いろいろな場面で活躍してくれます。

リビングダイニングチェアー(ソファーダイニングチェア)

最近はリビングとダイニングを共用で使用する目的のリビングダイニングあるいはソファダイニングと呼ばれるダイニングセットが関心を呼んでいます。食事、くつろぎ、家事作業、子供の学習、来客応接などに限られたスペースを自由に有効活用するために企画されたダイニング家具です。

これらのソファは座面に適度な硬さがありながら、くつろぎやすさも求められます。また高さ低目のダイニングテーブルとの組合せが必要となるでしょう。

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